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​講師コラム

​西涼子

コラム1 【今だからこそ必要な呼吸法】

株式会社トルチュリール 

ボイス&心理カウンセラーの西涼子です。

 

私は長年たくさんの芸能人や歌手のボイストレーナーとして、

またミュージシャンを育成する専門学校で講師を務め、

今年で勤続30年目となります。

たくさんの方の声と向き合って来ましたが、

歌が上手くなるだけではなく、芸能の世界で生きていくために必要な

「伝える力」が備わった声を作ることが出来る。

さらに健康面においても、呼吸法が大きな鍵を握っていると

言うことを皆さんにお伝えしています。

 

このコロナ禍の中、テレワークとなり会話が減ったり、しっかりお腹から声を出す機会がなかったり、

またお好きだったカラオケに行く機会が減ったりと、

声のトラブルを感じる方や身体の衰えを感じる方も大変増えています。

また、先が見えない状況が長く続き、不安を抱える方も少なくないはずです。

今後どのように世の中が進んで行くのか…だれもが抱えているであろう不安に飲み込まれないような健康と

メンタルを保つために有効な呼吸法をご紹介します。

 

研修でも、お伝えしている『トルチュ逆腹式呼吸法®』は元々、気功の呼吸法でご自分の

エネルギーをアップさせ、

横隔膜を動かす等の効果で自律神経やメンタルや身体を整える呼吸法であると共に、

しっかりとお腹から声を出し伝わる響きの良い声を作ることができ、

さらには声を出す為の筋力も強化できるという、無敵の呼吸法です。

 

この呼吸法には、大きく分けてこのような効果があります。

1.メンタルをポジティブに整える

2.肺活量と肺年齢をアップ出来る

3.横隔膜を強化して、内臓を動かし、血流を良くして代謝と、免疫力をあげる

4.アンチエイジング・ダイエット効果がある

5.コミュニケーションに役立つ、伝わる響きの良い声を作れる

 

声の衰えと言うのは、普段気にしている方は少ないかもしれません。

しかし、生命に関わる3つの筋力と言われているのが、

1・心臓筋 2・肺筋 3・声筋(声を出す為の筋力)です。

この筋力が衰える事で、誤嚥等の生命にも関わる事態も起こりうるのです。

みなさまに、この呼吸法を習得して頂き、

より健康で明るく楽しい毎日をお過ごしいただくことが私の使命です。

こんな時代だからこそ、是非ご自分の心と身体をもっと大切にしてあげてください。

 

コラム2  【コミュニケーション能力をUPできる心理学】

 

今回は研修で取り上げている心理学のお話しをさせて頂きます。

心理学と言うと少し日常 には関係のない分野の様に感じる方もいらっしゃると思います。

私が心理学と出会ったの は他者とのコミュニケーションに悩みを感じた時でした。

心理学を学んだ事で、コミュニ ケーションがうまく取れない理由が、

他者を優先しすぎて、自分を大切にしていない事が 原因でした。

みなさんはご自分と向き合う時間をお持ちですか?他者と問題があった時、

普通は自分の気持ちよりも他者のことばかり気になるものです。

しかし自分の事をしっかりと受け止めることが出来れば、実は問題を解決出来ることが多 いのです。

心理学から自分の性格や考え方を把握する事で、他者との関わり方を改善できます。

 

★心理学を学ぶメリットとは

1. 自分を知ることができる

2. 人間関係が改善される
3. 差別や偏見がなくなる

4. ストレスをため込まなくなる
5. 子どもの悩みにも応えられる 心理テストから様々な問題点や改善点を見つけ出し、

“日頃どの様な事に注意したら、 ご自分がさらに生きやすくなるのか”ということを、見つけることができます。

 

★心理学による変化項目とは

1.人の考えていることが読めるようになった

2.相手の性格を理解できるようになった

3.次に相手がどう行動するかがわかるようになった

4.嫌な相手とも上手く付き合えるようになった

5.人の悩みに上手くアドバイスをする事ができるようになった

6.人に騙されにくくなった 7.人の心のケアができるようになった

この変化項目の様にコミュニケーション能力をアップさせる事が出来る様になるのです。

皆さん忙しい毎日ですから、ゆっくりと自分と向き合う時間を作ることは本当に難しいも のです。

自分を丁寧に扱うからこそ、他者の痛みも理解出来ますし、

その痛みを取り除く 力添えがしたい、と心から思える様になります。

そのようなことを学べるのが心理学で す。

是非、研修にご参加されてメンタルと身体を整える呼吸法と共に心理学を体験して頂き、

ご自分と向き合う有意義な時間を過ごして頂けたら幸いです。

コラム3  【声と心理の関係から必要な声色を手に入れる】

今回は、「声」と「心理」についてお話しをさせて頂きます。 この二つは実は、とても深い繋がりがあります。

風邪をひいたり、喉に負担をかけたりと言う原因がないのに、声が出にくかったり、

また声がかれたり、掠れたりするのはメンタル(心理)から来る可能性もあります。

声はメンタル(心理)に、大きな影響を受けるのです。

例えば、元気な人と元気のない人、モチベーションの高い人とそうでない人とでは

「声」の印象が違うということがあります。
同 じひとりの人間でも、その時の感情によっても声は変わるものです。

「声」というのは、その人の特性や、その時の感 情を映し出すとも言えます。

声で聞き分ける心理状態5パターン
1 怒りの言葉が高いトーンの場合は理性を失っている証拠 2 声のトーンが低くなるのは理性がある怒り
3 女性が急に声のトーンを高くするのは甘えたい感情
4 声のトーンが安定しないのは緊張している状態
5 高いトーンが続く場合は楽しんでいる状態  

この様なデータがあります。

心理学では、自分と向き合う事が1番とお話ししましたが、

自分と向き合う事により 人の心を読む事が出来る様になります。

そして、人と接する時に相手に寄り添う声を作る事で、コミュニケシーションを、上手に とることが可能になるのです。

ですから、“声を作る”と言うトレーニングは、コミュニケーション力をアップする為に、 重要で必要な学びなのです。

優しい声・落ち着いた声・説得力のある声・元気な明るい声、 このような様々な声色を作ることができます。

海外では、AIが仕事をする時の、人間が感じる声の評価を行なっています。

その評価を上げる為に、声のトーンを変えるトレーニングや声色を作るコーチングが行われています。これからは心理と共に声を作り上げる時代です。 私の研修では、

この様な声を作るトレーニングを多く取り入れております。

是非ご参加頂き、公私ともに役立つ声色を手に入れてください。

コラム4  【生活に役立つ呼吸体操】

 

今回は、メンタルにも、健康にも効果のある「呼吸体操」をご紹介します。

1回目に少しお伝えした、『トルチュ逆腹式呼吸法®』を使って深い呼吸と共に体操(スト レッチ)を行うことで様々な改善やストレスの解消・気分転換また健康を手に入れること ができます。

今回は3つの呼吸体操をご紹介します。ぜひお仕事の合間にご活用ください。

1ペンギン体操(姿勢の改善)
A) しっかりと姿勢を整えて足を肩幅に開いて立ちます。

両腕は床に対して水平になる様に肩から横にまっすぐ伸ばし、手のひらを前にします。

B)手を広げたまま、息を口からお蕎麦をすする様にしっかり吸って胸を止めて丹田(下腹 部)を突き出します。

C)丹田を突き出して維持したままフーとケーキのロウソクを吹く様に息を吐きながら

腕を 下におろして後ろで両手が付くぐらいまで寄らせます。

D) このA)~C)を5~10回続けてやってください。


2伸び姿勢 肩のストレッチ体操(肩のストレッチ・仕事合間の気分転換)

A) しっかりと姿勢を整えて足を肩幅に開いて立ちます。

B) 親指を絡め両手を真上に伸ばします。

C) この動作なまま、息を口からお蕎麦をすする様にしっかり吸い、

丹田(下腹部)を突 き出して維持したままフーとケーキのロウソクを吹く様に息を吐きます。
D) このA)~C)を5回~10回続けてやってください。

 

3胸のつまりを取る体操(ストレスを和らげる)

A)両手を腰の後ろで組み、口からお蕎麦をすする様に息をゆっくりと吸います。

B) 丹田(下腹部)を突き出して維持したままフーとケーキのロウソクを吹く様に息を吐 きながら

両手を後方に伸ばして胸を気持ち良くストレッチします。

息を吐くと同時に左右の肩甲骨を閉じるように意識してください。

C)このA)~B)を5回~10回続けてやって下さい。

いかがでしたか?心と身体が軽くなったのを感じていただけましたら幸いです。

是非しっかりとした呼吸と共に、身体を動かして健康とメンタルを整えてください。

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